親子関係やパートナーとの関係でトラウマを抱える女性のこころのケア

母とのつきあい方 侵入・過干渉タイプの場合

 
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大谷 あおい
徳島市で女性のための心のケアをしています。身体やこころが縮こまっていたりしんどくなっている方がのびやかに生きられるようサポートしていきます。もっと詳しいプロフィールはこちら
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侵入してくる母に距離を取れなかったり、

過干渉の母にイライラしたりすることありませんか?

 

母とのつきあい方、

様々な要素が絡んできますよね。

 

よりストレスなく関わるには

「母を資源として捉える」ことを意識してみるのがヒントになるかもしれません。

 

なぜそうなのか説明していきますね。

 

親とは距離をとっているけど、不意に侵入してくる

子どもの頃からさんざん嫌な思いをしてきて、

今は関わらないようにしているけど、

突然やってくる。

 

経済的な援助をしてもらいたい時もあるし、

子どもが病気になった時には、預かってもらわないと

いけないかもしれない・・と思うと、あまり拒否することもできない。

 

母と時間を過ごすと、身体がドーンと疲れる。

あーあ、と毎回思うのだけど、

自分も頼りたい時があるから・・と無理やり納得させている。

でもできれば付き合いたくない。

 

自分の思いや都合だけで、言ってくる。

「あなたのために〇〇した」

「子どものために、父と別れなかった」

ちょっとでも、母の意向の逆らうと、

「どうしてなの? お母さん、あなたのために頑張っているのに」という。

 

途中から、自分のためでしょ? って気づいた。

でも、口に出したらもっとややこしいことになるのもわかっていた。

 

学校でいじめみたいなことをされていたけど、

母にいうと大ごとになりそうだったので、言わなかった。

 

子どもが大きくなるまでは、このまま行くしかないかなあ? 

父には長生きしてもらいたい。

でないと、受け止める人がいなくなって、どーんとこっちに来るかもしれない。

 

離婚することを報告すると、

「うまくいかないと思った。あなたには前の彼のほうがいいと

思ったわよ」と言う。

なぜ、結婚する時にいわない? と思うけど、そういう人だ。

 

子どもが長期休みの時に連れて行かないと、機嫌が悪くなる。

良いおばあちゃんだと思われたいし、自分でも思いたいのだろう。

子どもはおこずかいをくれるから喜ぶけど・・。

母は、賑やかな声やおもてなしに疲れてくると、孫にあたりだす。

 

子どもの機嫌の調整や、おばあちゃんは大事に思っているけど、疲れたのよというフォローも必要になるので、母のところに行くたび、ぐったりする。

 

その後も、電話があって私の至らなさを細々と言ってくる。

 

経済的なことはすべて母がしていて、父は母に何も言えない。

 

縁を切りたいが、かわいそう?

境界線を引いても、どんどん入ってくる。

 

母の人生は母のもの。父が思い通りにならなくても、こどもが母の夢を実現しなくても、母が引き受けていくものだから。

 

でも・・・と思ってしまう。

どこかで後ろめたいような、母を幸せにしてあげられなかった後悔のようなものがつきまとう。離婚後は援助してもらったし・・

 

目の前に人がいて、その人が不幸だと言う。何かしてあげたいと思っていろいろしたけど、何をしてあげてもその人は満足しない。自分にはこれ以上できることがない、と思いませんか?

 

満足しないのは、その人の側にある、と。

 

それなのに、母となるとそれが違ってしまうのはなぜか?

 

赤ちゃんは産まれた直後は、ひとりでは生きられないけれど、泣けば母さんが飛んできて世話をしてくれます。周りの人が寄っていきたくなるパワーをもっています。

 

まるで、自分が世界の中心であるかのように思う時期があります。

 

それからだんだんと自分が世界の中心ではないことを実感していきます。

 

その時に、無力を経験しますが、社会の規範や人間関係について学ぶことにより、自分自身の存在の有用性を感じたりしていきます。

 

母が喜ぶのをみて、子どもも喜びます。母をがっかりさせると、子どもは罪悪感を感じます。

子どもは発達していきますが、母がそこに留まっていると、子どもは罪悪感を持ち続けてしまうということが起きます。

 

あなたは、あなたの人生を行く。母のための人生ではなく、自分のための、自分自身の。

 

一時は、よい聞き手の前で話をすることが重要だったりします。

まず、声にだして自分の耳で聞く。

それを別の誰かが聞いていると、風通しがよくなります。

友達や同じ思いを抱えている人たちのグループで話すというのもいいと思います。

 

母が入ってきても、自分の周りに3重の空気の層を作ってみるのはどうでしょうか?

 

母親は空気の層の外にいるというイメージです。3重の空気の層は、自分を包んでくれて、安心できる空間だと感じられるかもしれません。

 

 

逆説的に対応する 

老いていく親に優しくできない自分を冷たいと思う。

そのことが、罪悪感を刺激して強く出れなくなってしまう。

 

自分も大人になったんだし、仕事もしているし、子どもも育てている

と説明しても、親は受け取らない。

それどころか、まだこれができていない、あれが不十分だと責めてくる。

それが親の愛情だと思っているようだが・・

 

余計なお世話! であることをどうやったら伝えられるのか・・

 

そもそも、伝えなくていいのでは?

 

理由を説明してわかってもらうということそのものが、

できない相手だと考えてみるのはどうだろう? 

 

一緒に時間を過ごしてきた親子ではあるけれど、別の人間だから・・

 

あきらめるということなのかもしれない。

 

淋しい?

 

すがすがしい?

嬉しい

 

どれであってもいいと思います。

 

両親のもとで大事に慈しまれて育つ、そうだったらいいけど、

そうでなかったからダメだというのでもない。あなたは大人になったのだし。

 

自分が自分を慈しんで育てていくこともできると思う。

 

親から自由になるために

家族を否定するのでもなく、家族にしがみつくのでもない。

 

家族を卒業していく

 

一人になるのもいいし、新たな家族を作るのもいい。

 

別の形の集まりに、いっとき、いると言うのもいい。

 

地球は誕生して46億年。人間が誕生したのは20万年前だと言われています。

家族という概念ができたのは、明治以降でしょうか。

今のような近代家族、夫婦とその子どもという核家族が主体となってきたのは、高度成長期からと考えるとたかだか4~50年ぐらいのこと?

 

普遍的とは言えないような・・。

 

夫婦とその子どもが主体となったのはほんのわずかな期間といえるかもしれません。

 

家族は変わる。

 

親に捉われなくていい。親は固執していても、子どもであるあなたは自由になっていい。

 

親と一緒に暮らしていても、子どもを卒業する。

 

結婚や離婚により変わる家族。さらに再婚や婚姻はしないけれど、

一緒に暮らすということもある。

 

家族の定義は何? 一緒に暮らすこと? 別々に暮らしている人もいるし、単身赴任をしている人もいる。ペットを家族と考えている人もいる。

 

自分で決めていいのではないかな?

 

婚姻はしていないけど、生活を共にすることに決めた人は家族と思ってもいいし、いやいや恋愛関係でいたいから、家族ではなく、恋人同士と思う人がいてもいい。

 

遠くに住んでいて、会うのは年に数回だけの家族もいる。

 

一緒に暮らしていても、家族ではないと思っている人もいる。

 

どれもいいのかもしれない。

 

親との関係を変えるには、子どもであるあなたのあり様を変える。

親は元のあなたに戻るよう圧力をかけたり、困ったり、弱ったりする

かもしれないけれど、あなたはなりたい自分になっていく。

 

あなたを引き留めるのは、何ですか? 

「これをしたら、親はまた言い募るだろう。」

「毎日電話をかけてくる」

「思いもかけないやり方で、コントロールしてくるだろう」

と考えるだけで、気が重くなる。

 

これまでの親との関係の歴史がありすぎて、変化できるように思えない。

 

そう思ってなんとか自分をなだめてやり過ごしてきたけど・・

 

でも、これがなかったらどんなに軽くなるだろう、と思う日もあって。

 

母親を資源と捉えてみる。

お金を出してくれるのなら、資金提供してくれるスポンサーだと考える。

子どもを預かってもらいたいなら、預かりサービスの事業者だと考える。

同居しているなら、ライフライン、など。

 

自分の中では第3者とのやり取りにする。

使いたい時に資源を使う、ということに変えてみるのはどうでしょうか?

 

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