親子関係やパートナーとの関係でトラウマを抱える女性のこころのケア

子どもを心配するのは親の仕事?

 
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大谷 あおい
徳島市で女性のための心のケアをしています。身体やこころが縮こまっていたりしんどくなっている方がのびやかに生きられるようサポートしていきます。もっと詳しいプロフィールはこちら
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子どもを心配するのは親の仕事?

よくこんなセリフを聞きます。

でも、こどもを心配することは、本当にこどものためになるのでしょうか?

 

心配顔の親がいつも自分の前にいたら、何かに挑戦したり新しいことを始めようという気力さえなくなってしまう。すると親はますます心配して、こどもはさらにできないという悪循環に陥りそうです。

 

大人になって「あなたのことが心配なの」と顔を覗き込まれたら、なんとなくうろたえてしまう、ということはありませんか? え、心配かけてたの? 悪いことしていたかな? と。

 

あなたなら、大丈夫、と後ろでどーんと立っていてくれたら、どうだろうか?

 

心配、というキーワードでしか繋がれない親子だったら、ちょっとしんどいかも・・?

 

心配は、親の不安かもしれません。自分の不安を相手に反映させているのが、心配である、と言ったらきついでしょうか?

 

15歳で親子は卒業だ、高校に行くなら、契約をして、子どもは親から借金して学校に行ったらいい。15歳になったらその後は“こども”ではなく、大人同士として生活していくのでいい、と言っていた精神科の先生がいたなあ。

 

18歳になったら家から出て独立する、ということをされている家族もあります。独立する日に向かって準備をしている。洗濯や片付け、掃除などを練習したり、会計管理やアルバイトをしている。小さいころから、お手伝いをして小遣いを稼ぐシステムの家もある。

 

独立したから、援助をしないというのではないけれど、自分の責任において援助を求める。援助を求めた後の自分の生活や返済計画の提示をすることが必要になってくる。

 

心配している、ということで安心していませんか?

心配することで親の役割を果たしているような・・。でもそれは、子どもが何かしたらどうしよう? 世間に迷惑かけたら・・という自分の不安を見なくてすむ作用があるかもしれません。

 

見たくないことをみなくてすむよう、別なことをする。心理学的には防衛といいますが、何かに依存するというのも、この要素がたくさんあります。自信のなさを感じたくないために、買い物する、お酒を飲む、ギャンブルするとか。自分はダメな人間だと思いたくないために、ゲームをするなど。

 

子どもを信じることって難しい。自分軸だから・・

 

信じられる子どもに育てたという自信なんてない、と思ってしまう。信じられる子どもってどんな子どもですか? 理想の子ども? いい学校に行って、いい企業に就職して、いい人と結婚して・・という子どもでしょうか?

 

それが幸せになるただ一つの道、なのでしょうか? 

 

親自身、うすうす気づいている、会社に入ったから幸せになるというのではないと。結婚したから幸せになるというのでもない。でも、それ以外を考えるのが、めんどう。自分自身がそう思って選んできたことを否定されるのも嫌だ・・

 

不安は、未来への恐れだったりします。まだ起きていないことに対して起きてくる。未来のことって、どうなるかは誰にもわからないから、不安になろうと思えばいつだってなれますよね。

 

未来に起きることが、楽しみだったり、どうにかなるだろうと自分をたのむことができたら、それほど不安は起きないかもしれません。

 

今日と同じ明日が来ると思えなかったら、足元がぐらぐらするところに立っているような不安定さを感じると思います。

 

そういう時、なんらかの恐怖や無力感があることが多いです。

 

そんな状況で自分に自信を持つのは難しいかもしれません。

 

足元のぐらぐらがどっちに傾くのか予想がつかない。右側は大丈夫だけど、左側は無理だと思っているのに、左に傾いたら? どうしよう・・

 

そこまでではなくて、だいたい同じ明日が来るだろうと思えるなら、未来への恐れは手放すことが可能かもしれません。

 

子ども軸と自分軸

人のことを優先して生きていると、自分がどうなのか、がわかりづらくなります。子育てって、子どもを優先して考えるという軸の転換が起きることでもあるわけですから。3時間ごとの授乳やおむつ交換、抱っこなど、子どもの要求に応じていくことから始まるものですよね。

 

子どもはまさに自分の延長に母がいると感じています。成長に従って、子ども自身の手や身体を知り、それから母が別の人であることがわかっていきます。

 

並行して愛着関係が育まれ、母とその他の人の区別が生まれ、母がいないと大泣きするようになり、やがて母が目の前にいなくても、いなくなりはしないことをわかっていくというように発達していきます。

 

子どもを第一にと考えてきた軸を再び自分軸に戻して大丈夫? それって、子育て放棄にならない? と思われるかもしれません。

 

自分勝手というのではなく、自分軸で子どもを育てることを考えるということです。

 

関心をもつという才能

心配=気にかけること=関心をもつ

いつも心配するという行動をとってしまう人は、気に掛けるという才能があるということではないでしょうか?

 

子どもが保育園や幼稚園、学校でうまくやっていっているか? お友達はいるか? 楽しく過ごしているか? という関心から、質問を重ねてしまう。おかえりーと同時に、「今日学校、どうだった?」「給食、何だった?」「美味しかった?」「宿題は?」「先生はなっていってるの?」「お友達は?」と次々聞く。

 

こうなると、ほとんどお取り調べ。母さんが納得してくれるまで、子どもは答えるしかない。答えないと、どうして? とさらに突っ込まれるので、適当に答えたり、いつも同じことを言う。早く終わらせたいという一心で答える。

 

いつしか、子どもは応えなくなっていく。答えがないと、どうして答えないの? とイライラしたり・・・。

 

親の安心のために質問していることになりますよね。子どもが学校でどうだったか、知っておかないといけない。子どものため、といいながら自分のためだったりします。

 

子どもが楽しそうにしているのはどういう時なのか、を知っていますか? 

 

そのことの方が大事なように思います。

 

学校でうまくやれるか、友人がいるか、は一つの評価のような気がします。

いろいろあっていい、といいながら、成績がよくて友人が多い子どもがいい、と言っているようなものだと思います。

 

横へひろげてみる

いろいろなものを気にかけてみるのはどうでしょうか? 

 

例えば、子どもを取り巻く環境を気にかける。今ならプラスティックのことや地球環境のことや食べ物や農業のことなどを気にかけてみる。学校なら、システムや先生の労働環境や外国との比較など、いろいろなことがあると思います。

 

同じ分量ですべてを気にかけるのは難しい。気になる分量の凸凹があると思いますので、それが今の気になり度合いの分布図ということになります。

 

それらが、どのように変化していくのかを見ていくのもいいと思います。

 

縦へのひろがり

自分のことを気にかけてみる  

 

子どものことを気にかける自分を探ってみる。

 

もしかしたら、親失格と言われたらどうしよう? という思いがあったりするかもしれません。

 

子どもは、学校で勉強もよくして、友達とも楽しく過ごしてもらいたい。それを提供するのが親の務め、だと考えていませんか?

 

子どもの頃、学校は楽しかったですか? 友達関係、うまくいかない時もあったのではないでしょうか? 勉強はよくしていましたか?

 

私にとっては、学校は結構しんどかったです。友達関係は難しく、いじめられたり、いじめたりもあったし。流れが急に変わるけど、どこからどうして変わるのかは見えなかった。勉強はそこそこで、遅刻したり、休んだりもしていました。

 

そんな私も大人になったら、楽になりました。スキルを獲得したというところもあると思いますが、選択肢が増えたということが大きいように思います。評価軸が増えたというのもあると思います。大人になってからも難しい人間関係はあるのですが・・

 

心配ということで、見えなくなっているものは何でしょうか? 見たくないものがあるのだろうか? と考えてみるのもよいかもしれません。

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