親子関係やパートナーとの関係でトラウマを抱える女性のこころのケア

夫と会話のキャッチボールができないあなたへの3つの対処法

 
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徳島市で女性のための心のケアをしています。身体やこころが縮こまっていたりしんどくなっている方がのびやかに生きられるようサポートしていきます。もっと詳しいプロフィールはこちら
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今日は大変だったんだと言うと、

「どうせ、お前の要領が悪いんだろ?」と夫。

いやいや、何も聞かないうちから、どういうこと?

言うんじゃなかった・・

しだいに、夫と話がなくなっていく。

なのに、夫は同僚の悪口は言ってくる。

なるべく話を振らないようにしてるけど・・

 

会話のキャッチボールが成立しない・・

その理由と対応法をお伝えします。

 

夫と会話のキャッチボールをしようとしても、成り立たない

あなたがどんなに受け取りやすい山なりのボールを投げても、

夫は重たいボールを投げてくる。

 

そもそも、ルールが違っていると知ることが大事。

夫の世界はドッチボール。

相手にボールをぶつけることを

よしとしている。

ボールを投げあって楽しむことを知らない。

 

そんなバカな・・

夫は友人もいて、友人とは楽しそうに話してる

と思うかもしれません。

 

夫にとって友人は、趣味があう、

学生時代からの友人など、

なんらかの共通するものや経験があり、

話ができている。

または、どちらかが一方的に話していても成り立つ関係

だったりするかもしれないです。

 

あなたが望んでいる会話は、どうでしょうか?

出来事を伝えたいというより、

感情を受け取ってもらいたい。

 

例えば、「今日は大変だった」と言うと

「そうなんだ、大変だったね」とか、

「うまくいかない日ってあるよね」などと

言ってもらいたい。

あるいは、「よく頑張っているよね」と

あなたを認める発言なら、話してよかったとなる。

 

つまり、共感したり、時には一緒に怒ったり、

少し間口を広げる視点をもらえたり

というようなやりとりをしたい。

 

夫との会話がつまらないのは?

夫は会話に目的が必要だと考えがちです。

やりとりを楽しむということが難しい。

 

この会話の目的は、必要事項の伝達? 

それとも問題解決なのか、提案を求めているのか

現状の打開を目指しているのかなど。

 

夫も会社や趣味の集まりなのでは、

雑談をしていると思いますが、

これは必要があってしている。

会社や集まりでうまくやっていくためのスキルという

認識なのかもしれません。

 

または、夫の家では、両親が話をするということが

あまりなかったのかもしれません。

人は自分が経験したことを、スタンダードだと

思いがちです。

 

家族と今日あったことを話すことで、

出来事や感情を共有し、

嫌な気持ちを軽くしたり、

嬉しいことは自信になったりするのをしない家族

 

家では誰もしゃべらず、時々お父さんが何か言う

または、お母さんがしゃべっているけど

誰も話に加わらない家族だったなら、

それがあたりまえと思っているかもしれません。

 

もしもそういう家族なら、あなたの話しかけに対して、

どういうことを言ったらいいのかわからず、

上司や部下のやりとりのように、

問題解決をしようとしたり、

悪ふざけをして場を和ませようと

するかもしれません。

 

あなたにとっては和むどころか、

傷つく結果になってしまうことなど

想像すらできないのかもしれないです。

 

とすると、その前提を話あえるのか、

あえないのかによって、

その後の関係が変わってくると思います。

 

前提が、自分が上であなたは下とか、

自分のことは尊重されて当然だが、妻は尊重しなくて良い、

などというものでしたら、DVを疑ってみてくださいね。

 

人は、育ってきた環境や経験、

文化の違い、があります。

感じ方や考え方にも、

環境や経験と文化は影響します。

 

わかってくれない、と憤るのも大事ですが、

違いがあることを知る、のも大切です。

知ることによって、どうしていくかを考えられるようになります。

 

ルールの違う会話に対応するには? 

夫の会話のルールはドッチボールだと

いうことがわかったなら、

それに対応できる力をつけます。

 

テニスの大坂選手のように

ひろってひろって拾いまくるのです。

あ、でもドッチボールは拾えないですね。

 

あてられないように逃げて、

時々ボールをキャッチします。

 

会話は、勝ち負けではないのですけどね。

 

対応法をお伝えしていきますね。

 

コミュニケーションを観察し、言いたいことリストを作成

夫から返ってくる言葉が、

思い通りのものでなくても、

「どうして、〇〇って言えないんだろう?」

という問いではなくて、

こういう時は××という人なのかと

情報収集するようにします。

 

〇〇と言ってもらえず凹むなあと

いう思いは、言える機会が来た時のために

取っておきます。

 

「私はこういう時、〇〇と言ってもらえるとありがたい」

と使うために。

夫に言いたいことリストを心に作っていきます。

 

ルールの違う夫との会話を続けるのは疲れます カウンセリングであなた自身のケアを 

一日のうち、ほっとする時間はありますか?

気の抜ける場所はどこですか?

 

人によっては、お風呂と言う場合もあれば、

通勤の車の中という人もいます。

 

気が抜けるのは寝る前、という人もいれば

寝るときは一番危ないと言う人も。

 

あなたの生活を見渡してみましょう。

 

どこにもない、と思われた方、

焦らなくていいです。

 

生活の中で気を抜く時はないし、

ほっとする場所もないという場合、

それだけ大変な状態であるということです。

 

そんな場合にも、できる事があります。

どこかに1分、ほっとする時間を

作ることを考えてみます。

いつなら、できそうですか?

 

トイレにいる時に1分長くいるようにする

または、スマホを見ている時間のうち、1分を捻出する

あるいは、食事後に1分とか、どこでもいいので、時間を決めます

 

1分間にすることは、身体の内側に意識を向けます。

今、どんな感じ?

 

あるいは、呼吸に意識を向けます。

吐いてる、吸っている、吐いてる…と。

ただ、寄り添うだけ、です。

 

または、ここだったら、ほっとできそうと思う場所を想像して、

そこに行ってみます。

例えば、海辺とか、山とか、神社とか

 

イメージがつかなければ、今まで行ったことのある場所で、

また行きたいと思えるところや、

映画やアニメのいいなと思える場面を思い出して

みてください。

 

1分たったら、帰ってきます。

これを毎日繰り返します

 

1分以上しないでください(笑)

 

1分が定着したなら、時間を2分に伸ばしてみます。

少しずつ伸ばしていって、

自分の快適な時間を見つけてみるのはどうでしょうか?

カウンセラーと一緒にしていくこともできますよ。

 

パートナーとの会話を打ち切る

いろいろやっても、うまくいかない場合は、

コートから出てしまう、ということもあり、です。

 

つまり、会話から降りるということです。

会話をしようとしない、

日常生活のための最小限の事務連絡に留めます

 

あえて、というところがポイントです。

 

共感や感情のやり取りは、

友人や自分のきょうだいなど、

やりとりのできる人との間でする

ようにします。

 

夫でなくていいのです。

あなたが気持ちよく会話できることが、

重要です。

 

言葉のお守りを考えてみる。

夫との会話がダメでも、他がある

夫との会話がうまくいかなくても、私の価値は変わらない

夫とキャッチボールができなくても、私はステキ

 

ここにピッタリする自分の言葉を作ってみてください。

言葉のお守りは、軽くて一円もいりませんし、

いつでもとりだせます。

 

いろいろな場面のさまざまなお守りを作ってみるのも

いいかもしれません。

 


まとめると、

夫との会話がキャッチボールかドッチボールかを観察する

 

ドッチボールなら、体力をつけるか、

コートから出る

 

コートから出た自分にオッケーを出す

 

ぎりぎりキャッチボールなら、

文化や経験の違う相手とやりとりしてのだから、

自分が当たり前と思っていることも、

相手にとっては、違うこともある。

 

前提を確認しながら、やりとりしていくことが大事。

カウンセリングで一緒に考えることもできる。

前提がコントロールなら、DVを疑ってみる。

その場合は、次の記事も参考にしてみてください。

夫とのお出かけを苦痛に感じたら、その関係、DVに入っているかも?早めの対処で悪化を防ぐ方法」https://flamin5.info/partnership-domestic-violence/

 

めんどうと感じるかもしれませんが、

多文化交流だとおもしろがってみるのはどうでしょうか?

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