親子関係やパートナーとの関係でトラウマを抱える女性のこころのケア

怒る人のそばにいる自分を守る対応法

 
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大谷 あおい
徳島市で女性のための心のケアをしています。身体やこころが縮こまっていたりしんどくなっている方がのびやかに生きられるようサポートしていきます。もっと詳しいプロフィールはこちら
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急に怒り出す人の近くにいると

疲れますよね~

 

何が地雷かわからない。

怒って周りに当たりだす。

仕事を振ってくる。

 

なんなの? と思うけど、

言ったところでどうにもならないから、

言われたことをする。

 

それが一番被害は少ないから・・

 

嫌になる。

 

そうですよね~

 

急に怒り出すその理由と対応についてお伝えしていきます。

 

怒る人はどういう人?

職場にいる怒る人って、

普段は上の人に

とても従順だったり

反論しない人であったりしませんか?

 

上司の意見には、常に賛成し、

しわ寄せは部下にもってくる。

 

あるいは、部下の手柄は自分のものにしたり。

 

長くその職場にいて、

いろいろなことをよく知っている。

確かに適切なことも言うし、

その人に任せていれば、

仕事は回っていくけど、

時々、とんでもないことを言う。

 

お家の中だと、お父さんが怒り出す。

またはお母さんが、キレだす。

理由はよくわからない。

 

何もしていないのに、

急に生活態度のことで

文句をいってきたり、

昨日はOKだったのに、今日は違うと怒る。

 

現状がまずいのは、あなたのやり方が悪いからだ。

前からそうだった、などど、

昔のことを持ち出してきたりする。

 

そういう人たちは、

自分の感じた嫌な思いや、

責任を抱えることが難しかったりします。

 

そのため、身近な人に責任を転嫁したり、

もやっとしたものを周りにあたることで、

嫌な感じをなかったことにしたりしています。

 

自分は頑張っているのに、報われない。

報われ方が足りない、と感じていたりする場合もあります。

 

家族のために辛い仕事を頑張っているのだから

これぐらいしてもいいのだという考えを持つことで、

自分の行動を正当化しているかもしれません。

 

自分にOKを自分で出すのが苦手だったり、

自信たっぷりに見えても、

その人の中には自信がないパートさんがいたりします。

 

そのため、責任なんて引き受けたらどんなことになるのよ? 

と感じているのかもしれません。

これらは、ほとんど意識に上っていないので、

本人たちも気づいていないことが多かったりします。

 

認知行動療法だと、次のように考えます。

Aの状況になると、Bという感情がでてくるから、

Cという行動にでることが自動的に起きてくる。

この時、Bは意識されていないので、A→Cとなります。

Bの背景にはDという物事に対する見方や考え方、信念があります。

DがBに影響を与えているのです。

 

図1

 

怒る人は、他の方法を知らない人でもあります

Aの状況になるとC以外をとれない人ということもできます。

 

Aであっても、EやFやHでもいいのです。

バリエーションが少なくなっている状態と言えると思います。

 

どうやって増やすのかは、

その人にやってもらうしかありません。

 

こんなことが起きている?

 

例えば、■さんが怒るという状況(A)が起きます。

 

すると、あなたはBという感情がでてきますが、

BにはDという考え方(例えば、人前で怒るべきではない)に影響を受けて、

嫌だなあとかなんて人なんだ、いたたまれないという気持ちがでてきます。

 

あいまいな表情で宥めたり、その場をできるだけ早く収束する行動をとるようになります。

 

そうすると、■さんが怒る→あなたが■さんの怒りを収める行動を取る 

という構図が繰り返し起きるようになります。

 

■さんは自分の感情に責任を持たなくてもなんとかなる状況が生まれます。

行動のバリエーションを増やす練習をしなくても

やっていけることになります。

 

3つの対応策

え、私が悪いの?

いえいえ、そうではありません。

 

怒る人に反論しても話し合いにはならないし、

言い返すなんて無理。

相手は言っているうちにどんどん激情してくるかもしれません。

 

そうではなくて、

■さんに自分の感情は自分で面倒を見てもらいましょう

ということなのです。

 

まず一つは、タイムアウト

 

あなたが、その場を離れるということです。

そんなことをしたら、■さんがとんでもないことを

同僚にいいつけるかもしれないと

心配されるかもしれませんね。

 

できれば、他の同僚や困っている人にも教えてあげて、

みんなで同じようにすれば■さんは

あたる相手がいなくなって、

ようやく自分の問題にきづく、かもしれません。

 

でも、■さんが変わるかどうかはおまけ。

目的ではありません。

 

目的は、あなたが怒る■さんの近くに

いても影響を少なくいられること。

 

2つめは、心の距離を取るということ。

 

ココロの距離を取る方法には3つの方向があります。

 

イメージが得意なら、

守られている状態をイメージしてみる。

例えば、木が好きなら、好きな木をハグしているでも

いいし、木の下にいる自分などをイメージしてみる。

 

あるいは、トトロのお腹の上でもいいし、

温泉に入っている、でもいいです。

前にいったことのある海辺というのもいい。

想像力を働かせて、

自分がほっとできて、

心地よい場所や安心できる人と

一緒にいるところをイメージしてみる。

 

イメージはちょっと得意じゃないという場合は、

音から入るというのはどうでしょう?

 

大事な言葉があると言う方なら、

大事な言葉を、安心できる人の声や大好きな人の声、

あるいは自分の声で言ってみる。

そして聞いてみる。

 

あるいは、身体の感覚。

怒っている人の近くにいる時は、

ぎゅっと固めているかもしれません。

 

手首を返して、

反対の手で指を小指から親指へ順々に一本ずつ引っ張ってみる。

無理をしないでください。

小指だけでも大丈夫。

 

手は動きが大きいから無理、という場合は、足首を回してみる。

職場のデスクでもできるかもしれません。

 

どうでしょうか? 

する前と今では感覚は同じですか?

いや、回しただけだけど・・、

と思うかもしれませんが、

自分の身体を自分で動かすというのは、

自律的な動きの一つだったりするのです。

 

怒っている人の近くで、身体を縮めていた自分が、

少し動かせるって、すごいことです。

 

3つ目は、提案するということです

 

■さんの怒っていることが、

職場として解決すべき問題であるのなら、

■さんが冷静でいる時に、他の人もまじえて

問題について話し合いをします。

 

家族の場合なら、お父さんの気分で怒ってきているのなら、

お父さんに考えてもらいますが、

他の親族との関係など、対処しなければならない問題なら、

一緒に考えることも必要だと思います。

 

お父さんに、一緒に考えていきたいがどうか? 

と提案することはできると思います。

怒っていては話ができないから、普通に話してほしいと

伝えておきます。

 

でも、話をしようとすると、すぐに怒りだすなら、

お父さん一人で解決してもらうしかなさそうです。

残念ですが・・。

 

誰の問題なのかを明確にできれば、

距離がとりやすいかもしれません。

 

ここがごちゃごちゃになっていると混乱しやすいです。

 

そういう時にも、図1のABC理論が役にたつかもしれません。

 

まず、A出来事は何か? 

B私の感情はどれ? 

Bはどこから来ている?(Dは何?)

Cその結果、どんな行動を取っているか?

を考えてみる。

 

Dを見つけるのが、結構難しいかもしれません。

日ごろは意識していないことなので。

 

混乱するというのは、いくつかのことが複合していると

思いますので、分解して一つ一つに上記のことをあてはめると

わかりやすいかもしれないです。

 

トラウマがあったり、一つ一つは小さくても

長年にわたって繰り返される嫌なことがあると、

感情にアクセスすることが難しくなっている場合もあります。

 

トラウマから派生する信念やビリーフを感じなくするために

いろいろな対処法を取っておられて、それが感情を感じないということ

だったりもします。

 

その場合は、カウンセリングで安心感を感じる

ところからゆっくり取り組みことが大事だと思います。

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